シャンパーニュ地方で最も古い家系のひとつであるフィリポナ家。初代アヴリル・ル・フィリポナがアイ村に定住した1522年から500年あまり、16代続く一族の歴史と名前は、常にこの地方のワイン造りの歩みと共に刻まれてきました。17世紀には、フィリポナ家のブドウから造られた“アイ村のワイン”が、ルイ14世に納められていたことが記録されており、この頃から上質なブドウを生産し、ワインを醸造していたことがうかがえます。
フィリポナの特徴は、ピノ・ノワールに由来する力強い味わいと、伝統的な醸手法によって引き出される繊細なアロマ、そしてフレッシュな酸の絶妙なバランスです。
テロワールを重視し、環境に配慮するメゾンの栽培と醸造の手法は、HVE認証 の取得により裏付けられています。※HVE Haute Valeur Environnementale )フランス政府による環境価値重視認証 レベル3取得 par Philipponnat
グラン・クリュ、プルミエ・クリュのピノ・ノワールを主体に、フィリポナのスタイルをそのまま表現したドザージュ・ゼロ。シャンパーニュでは最低15カ月間の熟成が規定とされているところ、36ヶ月の瓶内熟成を行っています。
「ブリュット・ナチュール・ロワイヤル・レゼルヴ・ノン・ドゼは、ブリュット・ヴァージョンよりもさらにエネルギーが増し、バランスが取れている。ベースとなる2018年の個性に一切苦しんでいない。シリーズ全体の正確さを裏付ける素晴らしい出来栄えのシャンパーニュ。」92/100点 ♡ par Guide vert 2024