効率的な栽培のために使用される除草剤、殺虫剤、化学肥料などを一切使用せず、イラクサ、カモミール、西洋タンポポなどで作られた自家製の調合剤を散布します。また除草策の一つとして頻繁に土を耕します。それにより土に空気が送り込まれ、微生物がより活発となり、ビオディナミ農法が可能となります。微生物の活動が活性化された「生きた土壌」からは最高のブドウがゆっくりと育っていきます。
収穫は、ブドウが完熟するまで待ちます。通常、酸度を重視するシャンパーニュでは早めに収穫を行いますが、ビオディナミ農法により、土中の岩盤に深く入り込んだ根がミネラルを吸収し、ワインにフレッシュさを与えることが出来る為、ド・スーザでは「完熟した香り豊かなブドウ」が収穫できるのです。
平均樹齢45 年、古いものでは50 年~ 100 年もの古木が栽培されています。通常と比べ、収量は約30%程度落ちますが、樹齢を重ねるごとに深く入り込んだ根は、様々な土壌成分を吸収し、熟度の高い、バランスの取れた高品質なブドウが収穫できます。
「繊細でミネラルのある土壌」「生きた土壌を作りだすビオディナミ農法」「深く根を張った樹齢の高い樹」。この3 つの相乗効果によってこそ、「完熟した果実の豊かな香り」「濃密な旨味」「柔らかな酸に輪郭を与える強靭なミネラル」が表現され、世界で選ばれるシャンパーニュ『ド・スーザ』が造り出されます。par De Sousa
収穫はすべて手摘みで、可能な限り遅い時期に行い、リッチで成熟したブドウを得ます。
このブラン・ド・ブランは、樹齢50年以上のブドウを100%オーク樽で熟成させています。
1995年以来、毎年50%の新しいワインがこの長期貯蔵ワインに加えられています。その結果、キュヴェのヴィンテージ数は年々増加し、現在では22(1995~2017)に達しています。
淡く輝きのある黄金色。香りは上品で、繊細な木香が特徴的。
調和のとれた構造を持つ、滑らかでエレガントなシャンパン。木の香りは存在しますが、うまく溶け込んでいます。