＊ワインの評価＊
淡いレモンイエロー。香りは控えめながら、白い花とスパイス、熟した果実のニュアンスが繊細に広がります。アタックにはふくよかさがありながら、後半は鋭い酸が骨格を形成。まだ若く、要素は完全に調和していませんが、数年の熟成で果実と酸が溶け合い、真価を発揮する見込みです。
＊カロリーヌ・モレとは＊
ジャン・マルク・モレの娘であり、モレ＝サン＝ドニの名門アミオ家の血を引くカロリーヌ・モレは、2014年に父の引退を機に自身のドメーヌを立ち上げました。夫はピエール＝イヴ・コラン＝モレで、夫妻はシャサーニュ・モンラッシェの醸造所を共同で使用しています。創業時は約2.4haの畑から始まり、現在は約7haを所有。ピノ・ノワールとシャルドネの比率はおよそ35:65です。
醸造は自然酵母による発酵で、熟成には主に350Lの大樽を使用。新樽率を抑え、還元的環境を保つことでプレマチュア・オキシデーション（早期酸化）を防止しています。白ワインではバトナージュを行わず、蝋封によって酸化を徹底的に抑制。若いうちは硬質な印象ながら、時間とともに純度の高いミネラルと縦方向の伸びを見せる、緊張感のあるスタイルを確立しています。▶︎Caroline Morey
＊シャンブレとは＊
シャンブレは、シャサーニュの中でもベルジュリ、マズール、シェーヌという3つの区画のブレンドによって構成されてきましたが、2022年ヴィンテージからは、Chênes区画が引き抜かれたため、構成が変化しています（※シェーヌの台木は161/49）。
このキュヴェは、それぞれの区画の個性が穏やかに重なり合うことで、複雑さよりも素直さや透明感が印象に残る仕上がり。果実のふくらみと、芯の通った酸が共存する、今後の変化が楽しみな1本です。
＊ワインを休ませるために＊
札幌市南区、藻岩下。
藻岩山麓にあるワインショップPetite-Foret（プティット フォレ）。
私たちのセラーでは、太陽光（紫外線・可視光線・赤外線）・振動・強制対流・乾燥・温度変化（高温）・異臭・塩素・青かび等々、ワインにとって害あるものを可能な限り排除しております。
また、洞窟を模した暗闇のセラーの中で休んでいるワインたちが、当店を旅立つその日までセラー・マスター以外の人の手に触れることはありません。どうぞ安心してワインをお選びください。▶︎詳しくはこちら
＊ご購入をお考えのお客様へ＊
スタンダードワインから、超限定品まで。
ワインラヴァーの皆さまに「適正価格」でお届けすることを大切に考えています。
転売を防ぎ、本当にワインを楽しみたい方へお届けするための取り組みとして、当店のホームページでは一部のワインのみ価格を掲載しています。掲載のないワインの金額を確認されたい場合は、▶︎お問い合わせ よりご連絡ください。