「軽やかなレモンとライム。シャサーニュにしては穏やかな香り。きれいな白いフルーツの香り、果実味がものすごく多いわけではないが、味わいは魅力的に膨らむ。中盤の蜜蝋のような風味の奥にある、鋭利で美しいフィニッシュが好きだ。」91-93/100点 par Jasper Morris
この「鋭利で美しいフィニッシュ」という言葉がジョセフの造るワインを言い得て妙に表現できていると思います。
レ・シュヌヴォットは、モンラッシェの丘のふもとにある 1級畑。シャルドネの栽培面積は11haに及び、この地区では大規模な畑の1つです。
畑はコミューンの北端にあり、丘の上に広がるモンラッシェのグラン・クリュの畑とサン・トーバンのプルミエ・クリュの畑の南端に近い。レ・ヴェルジェとレ・ショーメは南西の丘の中腹にあり、シャサーニュ・モンラッシェの街路と家々は南東に目と鼻の先である。
レ・シュヌヴォットは、さらに2つの1級畑のリュー・ディ（区画）に分かれています。レ・コム(1ha)とレ・ボンデュ(1.7ha)は、畑の北東の境界線に沿っています。この2つの畑のワインは、アペラシオン法上、それぞれの畑の名前かシュヌヴォットのどちらかを使用することが許されている訳です。
砂利質で小石の多い土壌の恩恵を受けており、畑は比較的平坦であるにもかかわらず、水はけが良い。土壌は石灰岩に富んでおり、ワインに火打石のようなミネラル感を与えている。
また十分な日照量があり、ほとんど気づかないほどの斜面が南東に向かって傾いている。このため、ブドウの木は日照に恵まれた生育期間中に十分に成熟し、夜は涼しくなるため酸の保持に役立つ。
コート・ドール沿いのブドウ畑の多くは、かつてそこで見られた植物にちなんで命名されています。レ・シュヌヴォットは、フランス語で麻を意味する “シャンヴル “に由来すると多くの人が信じています。
ピエール・イヴの横に広がるふくよかさ、ジョセフの縦に伸びる美しさ。どちらも現世代トップクラスの白ワイン生産者です。
このワインだけのご購入はお断りいたします。