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新入荷ワイン・在庫ワイン Nouveautés et Carte des Vins

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2018
Vosne-Romanee 1er Cru
Les Beaux-Monts Jean-Louis Raillard
ヴォーヌ ロマネ 1er Cru
レ ボーモン ジャン ルイ ライヤール

  • Stock:3

¥16,000

*このワインは*

平均樹齢84年という古樹から生まれるドメーヌのフラッグシップ。レ・ボー・モン・オー0.2haとレ・ボー・モン・バ0.5ha、合計0.7haの小さな区画のブドウのみを使用しています。収穫はすべて手摘みで行い、畑とセラーで二度の選果。その後は一切除梗を行わず、自然酵母のみでグラスウール製の発酵槽を用いた高温発酵(最高32℃)。前半はオープン・トップで1日2回の櫂入れ、後半は蓋をして1日1回とし、発酵7日間+浸漬6日間、トータル約15日間のキュヴェゾンです。

圧搾後はシリュグ社製アリエ産バリックでシュール・リーのまま14ヶ月熟成。新樽比率は50%で、熟成中は澱引きを行わず、高気圧のタイミングで瓶詰め前に一度だけ澱引き。その後、同じく高気圧を選んで無清澄・無濾過、重力のみで樽から直接瓶詰めします。SO₂添加も必要最小限に抑えるスタイルです。全房発酵由来の立体感と、古樹ならではの密度を備えたヴォーヌ・ロマネ1級として位置づけられるキュヴェと言えます。

*ジャン=ルイ・ライヤールとは*

ジャン=ルイ・ライヤールは、ドメーヌ・ド・ラ・ロマネ・コンティ(DRC)と非常に深い縁を持つ生産者。母は40年間、父は37年間DRCで働き、とりわけ母はロマネ・コンティの摘み取りを任される優秀な収穫人のひとりでした。ジャン=ルイ自身もDRCで仕事をした経験を持ち、現在も毎年DRCの瓶詰めに立ち会い、試飲する権利を持っています。「DRCで生まれ、DRCで育った」と言ってよい環境の中で培われた感覚が土台にあります。

1968年に元詰めを開始したドメーヌは、栽培面積3.5ha、年間総生産量7,000本前後という超ミクロ・ドメーヌ。平均樹齢50年を超える古樹を多く抱え、有機栽培から完全なビオディナミへの転換を進めています。畑の耕作には馬を用い、遅めの収穫、低収量、非除梗、高温発酵、澱引き極小化、無清澄・無濾過、重力を利用した瓶詰めなど、その哲学はDRCと連続したものです。

発酵では(ACブルゴーニュを除き)1968年から一貫して全房発酵を採用。果梗の成熟を見極めてから収穫し、自然酵母のみで発酵を行います。櫂入れは機械ではなく足で行い、果梗の持つタンニンと構造を最大限に生かす考え方です。果梗を残すことで発酵中の温度上昇を緩やかに抑え、過度なポンプオーバーや機械的な冷却を避けることができるため、揮発性の高いアロマも保持されやすいと語っています。

熟成中は15〜18ヶ月にわたりシュール・リーの状態を維持し、バトナージュは行わない方針。低気圧時には澱が液中に舞い、高気圧時には自然と沈降するという性質を利用し、高気圧のタイミングに絞って澱引きと瓶詰めを行います。ポンプを使わず、樽上部から空気圧でワインを押し出す方法を取ることで、酸化防止のための処置を最小限に抑え、香りの要素を損なわないことを重視する造り手です。▶︎Domaine Jean-Louis Raillard

*レ・ボー・モンとは*

レ・ボー・モン(Les Beaux Monts/Beaumonts)は、ヴォーヌ=ロマネ村の1級畑の中でも規模が大きく、評価の高いクリマのひとつ。面積は約11.4haで、ヴォーヌ=ロマネとフラジェ=エシェゾーのコミューンにまたがって広がります。斜面上部の中腹から下部にかけて位置し、リシュブールの北東側の丘の上に続くようなポジションです。

畑は複数のリューディから成り、一般にレ・ボー・モン・オー(Hauts / Hauts Beaux Monts)とレ・ボー・モン・バ(Bas)に大きく分かれます。上部はやや冷涼で、村名格に格付けされた区画(Beaux Monts Haut Rougeots など)も含まれ、下部はエシェゾーと同じ高さに位置する区画が多く、ポテンシャルの高いエリアとして知られます。

特にレ・ボー・モン・バの一部約1.2haはエシェゾー・グラン・クリュに編入されており、公式にはエシェゾーの一部としてボトリングされます。このことからも、斜面下部の土壌とテロワールがグラン・クリュ相当とみなされていることがわかります。上部はやや冷涼で繊細なスタイル、下部はより厚みと力を備えたスタイルになりやすいとされ、同じレ・ボー・モン表記でも、位置によってキャラクターが変わる畑です。

南には1級オー・ブリュレ(Aux Brûlées)が隣接し、北・東側にはエシェゾーの区画が続きます。標高や向き、土壌の違いが細かく入り組んだゾーンであり、その複雑さがヴォーヌ=ロマネらしいスパイスと陰影を生み出す要素なのです。

*ワインを休ませるために*

札幌市南区、藻岩下。
藻岩山麓にあるワインショップPetite-Foret(プティット フォレ)。
私たちのセラーでは、太陽光(紫外線・可視光線・赤外線)・振動・強制対流・乾燥・温度変化(高温)・異臭・塩素・青かび等々、ワインにとって害あるものを可能な限り排除しております。

また、洞窟を模した暗闇のセラーの中で休んでいるワインたちが、当店を旅立つその日までセラー・マスター以外の人の手に触れることはありません。どうぞ安心してワインをお選びください。▶︎詳しくはこちら

*ご購入をお考えのお客様へ*

スタンダードワインから、超限定品まで。
ワインラヴァーの皆さまに「適正価格」でお届けすることを大切に考えています。

転売を防ぎ、本当にワインを楽しみたい方へお届けするための取り組みとして、当店のホームページでは一部のワインのみ価格を掲載しています。掲載のないワインの金額を確認されたい場合は、▶︎お問い合わせ よりご連絡ください。

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