「3つの区画があり、1つは樹齢22年の区画、もう1つは古い区画。色は少し濃く、香りは柔らかく、白い果実が中心で、さらに力強い。少し甘草のような風味があり、非常に複雑な後味で余韻が長い。」 Tasted: October 2019. 90-93/100点 par Jasper Morris
アン・レミリーは高い評価を受けているサン・トーバン村の1er Cru畑。ピュリニー・モンラッシェやシャサーニュ・モンラッシェとの境界に位置するこの畑がシャルドネを栽培しているのは当然かもしれませんが、テロワールが異なるため、アン・レミリーのワインは有名な近隣の畑のワインよりもデリケートな傾向があります。
アン・レミリー(22ha)の畑と、その北側にあるレ・コルトン(7.8ha)の畑の2区画がアン・レミリーを名乗れます。つまり、レ・コルトンのブドウから造られたワインは、レ・コルトンと名乗る事もできれば、”アン・レミリー “と 名乗る事もできるのです。
アン・レミリーの土壌は、モンラッシェやシュヴァリエ・モンラッシェ(すぐ東側)と似ており、表土は小石混じりの石灰質で水はけがよく、簡単に浸透していきます。このため、ブドウの木が水を求めて石灰岩に深く根を張るようになり、最終的にアン・レミリーのワインにミネラリーでヒリヒリした特徴をもたらすのです。
これがプティ・ル・モンラッシェと言われる所以。フランスのソムリエ・ソムリエール達がアン・レミリーの優位性を理解し、ワインリストへ組み込むのもこの為です。
ピュリニー・モンラッシェやシャサーニュ・モンラッシェに比べると、明らかに知名度や崇拝度は劣りますが、それでもアン・レミリーのワインは、この産地をよく知る人々から高く評価されているのです。
正規割当の超限定品。弊社エイジングワイン。
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