「力強く、フレッシュでふくよかなこのワインは、ドメーヌのスタイル、すなわち、深みのある果汁と、時間とともにまろやかになるほのかな樽香を併せ持つ。」93/100点 Guide vert 2022
2018年は今飲むと軽く還元的ですが、これは還元臭ではなく還元香と捉える事ができるポジティブな印象。
ラ・ブードリオットは、わずか2.2haの広さしかない畑です。シャサーニュ・モンラッシェ村の南東に位置し、なだらかな東向きの畑からは、ピノ・ノワールの赤ワインとシャルドネの白ワインが造られます。
ラ・ブードリオットはモルジョ修道院の敷地内にあり、より有名な58haもあるモルジョ・プルミエ・クリュの20以上ある区画。ラ・ブードリオットのワインは、法律で認められている後者の呼称でリリースされることが多い。
J.C.Bachelet:ジャン・バティストとブノワ・バシュレは、この家族経営のドメーヌを見事に管理している。彼らの父であるジャン・クロードは、サン・トーバンの最上のテロワールからなる素晴らしいブドウ畑と、シャサーニュ・モンラッシェのいくつかの区画、そしてビアンヴニュ・バタール・モンラッシェのアペラシオンの区画を彼らに残した。セラーで2回分冬を過ごすワインは、張りのある輪郭を持ち、完璧に調和が取れている。赤も今や白と同じレベルに達している。バシュレ兄弟は素晴らしいワインメーカーで、深い熟成のおかげで、力強く、キビキビとした凝縮感のあるワインを生み出す。彼らのワインは長期熟成に耐えるものだが、熟成のプロセスが進化し、より適切で、よりよく溶け込んだオークが使われるようになったことは歓迎すべきことだ。
2016,や2017年の同じワインとの飲み比べはヴィンテージ事の違いをはっきりと感じ取れる事ができます。