1970年代以降、シャブリではニュートラルで生産性のよいステンレスタンクを使った醸造が一般的になったが、ヴァンサンの父、ルネは伝統的な小樽の使用を頑なに守り続けた。もっとも寒冷なシャブリのこと。冷えきったセラーでは発酵がなかなか始まらないこともあるので、アルコール発酵のきっかけはタンクで行っている。par Domaine R & V Dauvissat
セシェの畑は、土の下にすぐ貝と石灰の土壌。逆に日本で見つけやすいヴァイヨンの畑は、下までいかなければ海岩の層に辿り着きません。土壌が違うことでこの二つは様々な違いを感じ取れます。
「セシェは、その代表的なクリマであるヴァイヨンとよく混同されるようです。セラン川の左岸に位置し、セシェは、ヴァイヨンからの延長で、同じく東/南東向きです。朝日を浴びることと、風通しが良いために、ブドウはゆっくりと、しかし確かに熟すことができます。土壌は、キンメリジャンの泥灰岩が少なめで、至るところに白い粘土質が見られます。この土壌はあまり深くなく、肥沃でもなく、水はけが良いという利点があります。」par CHABLIS
「緊張感があり、石灰岩をイメージできるテクスチャー、塩味、ドライアプリコットの風味が感じられ、非常に素直なワイン。」94/100点 par Guide vert 2021
「かすかにレモンを帯びた淡い色調。香りにはいつもの厳格さがあり、フレッシュな洋梨のニュアンスも。果実味はかなり厚みがあり、いつもよりジューシー。」 90-93/100点 par Jasper Morris