「香りはやや控えめだが、味わいはフィネスとある種の柔らかさによって自己主張している。」 93/100点 par Guide vert 2020
「ブドウの樹齢が高く(45年)、土が多く石が少ない中央の区画と、水不足の恐れがある上部の若い区画。淡いサクラソウの香りと、太陽のような明るい雰囲気の果実味。味わいにも重みがあり、バランスは申し分ない。」 Tasted: October 2018. 92/100点 par Jasper Morris
アン・レミリーは高い評価を受けているサン・トーバン村の1er Cru畑。ピュリニー・モンラッシェやシャサーニュ・モンラッシェとの境界に位置するこの畑がシャルドネを栽培しているのは当然かもしれませんが、テロワールが異なるため、アン・レミリーのワインは有名な近隣の畑のワインよりもデリケートな傾向があります。
アン・レミリー(22ha)の畑と、その北側にあるレ・コルトン(7.8ha)の畑の2区画がアン・レミリーを名乗れます。つまり、レ・コルトンのブドウから造られたワインは、レ・コルトンと名乗る事もできれば、”アン・レミリー “と 名乗る事もできるのです。
アン・レミリーの土壌は、モンラッシェやシュヴァリエ・モンラッシェ(すぐ東側)と似ており、表土は小石混じりの石灰質で水はけがよく、簡単に浸透していきます。このため、ブドウの木が水を求めて石灰岩に深く根を張るようになり、最終的にアン・レミリーのワインにミネラリーでヒリヒリした特徴をもたらすのです。
これがプティ・ル・モンラッシェと言われる所以。フランスのソムリエ・ソムリエール達がアン・レリーの優位性を理解し、ワインリストへ組み込むのもこの為です。
ピュリニー・モンラッシェやシャサーニュ・モンラッシェに比べると、明らかに知名度や崇拝度は劣りますが、それでもアン・レミリーのワインは、この産地をよく知る人々から高く評価されているのです。
正規割当の超限定品。弊社エイジングワイン。
このワインだけのご購入はお断り致します。