*このワインは*
2003年から賃貸耕作によって手掛けられている、ドーヴィサによるイランシー。泥灰岩土壌の0.6haの区画から造られています。
色調は比較的淡く、ラズベリーや赤スグリを思わせる赤系果実の香りに、ほのかなフローラルなニュアンス。口当たりはしなやかで、冷涼な地域らしい酸とミネラル感が全体を引き締めています。
ミネラリーなピノ・ノワールという表現がよく似合うスタイルで、過度な抽出や樽香に頼らず、石灰質土壌由来の張りと透明感を前面に感じさせます。
醸造では完全除梗を採用し、ごく一部のみ新樽を使用。約18か月熟成されています。熟したイチゴやベリーの華やかさを備えつつ、イランシーらしい緊張感を保った赤ワインです。
*ドメーヌ・ヴァンサン・ドーヴィサとは*
MVF2026 4ツ星。
シャブリを代表する家族経営ドメーヌのひとつ。1931年から家名での瓶詰めを開始し、1976年よりヴァンサン・ドーヴィサが父ルネのもとで醸造に加わりました。現在も家族による運営が続いています。
ドメーヌはグラン・クリュ「レ・クロ」「レ・プリューズ」に区画を所有し、さらに1級畑「セシェ」「ヴァイヨン」「モンマン」「ラ・フォレ」を手がけます。特にラ・フォレはヴィンテージによって特級に匹敵する評価を受けることでも知られています。
栽培は自然な方法を重視し、収穫はすべて手摘み。除梗は行わず、全房圧搾を採用しています。マロラクティック発酵は自然に進行し、ワインは基本的に無清澄。シャブリでは一般的なバトナージュも行いません。
熟成には古樽を使用。樽は6〜8年使用したものが中心で、樽香を付与する目的ではなく、ワインに厚みと骨格を与えるために使われます。シャブリの生産者としては珍しく樽熟成を取り入れながらも、果実や土壌の表情を覆わない点が特徴です。
ドーヴィサのワインは、シャブリ本来の石灰質由来の緊張感を強く保ちながら、長期熟成によって複雑さを増していくことで高く評価されています。▶︎Domaine Vincent Dauvissat
*イランシーとは*
イランシーはシャブリの南西約20kmに位置する、ブルゴーニュ最北級の赤ワイン産地です。1998年に独立アペラシオンへ昇格するまでは「ブルゴーニュ・イランシー」として扱われていました。
主要品種はピノ・ノワール。規定上はセザールやピノ・グリの混植も認められていますが、多くはピノ・ノワール主体で造られます。
産地は冷涼で、冬の積雪や春霜の影響を強く受ける環境。そのため、最良区画は南向き斜面に集中しています。土壌はシャブリと共通するキンメリジャン土壌で、石灰質と粘土、さらに海洋化石を豊富に含みます。
この土壌由来のミネラル感が、イランシーのピノ・ノワールに独特の張りと透明感を与えています。ブルゴーニュ南部のコート・ド・ニュイとは異なり、重厚さよりも赤系果実の鮮やかさ、酸、石灰感を重視したスタイルが特徴です。
また、ヨンヌ川の存在が気温を緩和し、冷涼な環境ながらブドウの成熟を支えています。
*ワインを休ませるために*
札幌市南区、藻岩下。
藻岩山麓にあるワインショップPetite-Foret。
私たちのセラーでは、太陽光(紫外線・可視光線・赤外線)・振動・強制対流・乾燥・温度変化(高温)・異臭・塩素・青かび等々、ワインにとって害あるものを可能な限り排除しております。また、洞窟を模した暗闇のセラーの中で休んでいるワインたちが、当店を旅立つその日までセラー・マスター以外の人の手に触れることはありません。
どうぞ安心してワインをお選びください。▶︎詳しくはこちら
*ご購入をお考えのお客様へ*
スタンダードワインから、超限定品まで。
ワインラヴァーの皆さまに「適正価格」でお届けすることを大切に考えています。
転売を防ぎ、本当にワインを楽しみたい方へお届けするための取り組みとして、当店のホームページでは一部のワインのみ価格を掲載しています。掲載のないワインの金額を確認されたい場合は、▶︎お問い合わせ よりご連絡ください。