*このワインは*
明るい赤色。ラズベリー、ブラックチェリー、甘草、ミネラルの香り。口に含むと、きめ細かなタンニンとほのかなロースト香(このブドウ畑はほぼ真南向き)が感じられますが、見事な酸味と美しい緊張感があり、ミネラルの風味も感じられます。非常にエレガントなこのワインは、素晴らしい熟成のポテンシャルを秘めています。
当時の正規品。
*アンベール・フレールとは*
デュガ家の従兄弟であるフレデリック・アンベールと弟のエマニュエルは、1989年に両親の後を継ぎました。彼らのワインが注目されない理由は、その色の濃さと骨格の強さにあります。ここ数年、調和とバランスが徐々に、そして着実に向上しています。テロワールは、特に素晴らしいプティット・シャペルを中心に、より自由に表現され始めていますが、ワインはまだ、時に邪魔になる素朴さを取り除かなければなりません。
上記は2011年頃の評価です。しかし最近のアンベールはとても美しいワインを造り出すようになりました。
100ページほどのワインリストに度肝を抜かされた、フランスのとある3ツ星レストラン。ここでは村名ジュヴレ・シャンベルタンと一緒に、この2017年をピンポイントでオンリストしております。
*エストゥネル・サン・ジャックとは*
エストゥルネル・サン・ジャックは、ブルゴーニュのジュヴレ・シャンベルタンのプルミエ・クリュ。畑はコート・ドール断崖の南向き斜面上部に位置し、眼下にはコンブ・ド・ラヴォーの谷が見渡せます。
ここで造られるピノ・ノワールをベースとしたワインは、リッチでフルボディの傾向がありますが、東に隣接するクロ・サン・ジャックのワインに比べると、ややスリムです。エストゥルネル(”Etournelles “とも表記)の下には、より大きなラヴォー・サンジャックの畑があり、ポワスノとクロ・デ・ヴァロワイユはその東の境界に接しています。
畑はジュヴレ・シャンベルタンのすぐ西、コート・ドールに切れ込む谷、コンブ・ド・ラヴォーの入り口にあります。
コート・ド・ニュイのほとんどの畑は東向きに位置していますが、この畑は南向き。このように日照量が多いにもかかわらず、エストゥルネル・サン・ジャックは近隣のクロ・サン・ジャックよりも涼しい中気候です。これは、コンブ・ド・ラヴォーが西からの冷たい風の漏斗の役割を果たすため、この地の生育期を延ばします。
エストゥルネル・サン・ジャックのワインは、この風の影響を直接受けるため、グラン・クリュの畑のものよりも痩せている傾向があります。
エストゥルネル・サン・ジャックの土壌は質の高い白泥灰土で、シャンベルタンやクロ・ド・ベーズのグラン・クリュとよく似ています。粘土と石灰岩を含むこの岩石質の土壌は、ブドウの木が過不足なく水分を補給できるよう、十分な水分を蓄えています。
エストゥルネル・サン・ジャックの畑は、斜面の下にある聖人の像から、サン・ジャックの名を借りています。この像は、スペイン北西部にあるサン・ジャック(英語では「聖ヤコブ」)聖堂へ向かうサン・ジャック・ド・コンポステル(サンティアゴ・デ・コンポステーラ)巡礼の道を示しています。
*ワインを休ませるために*
札幌市南区、藻岩下。
藻岩山麓にあるワインショップPetite-Foret(プティット フォレ)。
私たちのセラーでは、太陽光(紫外線・可視光線・赤外線)・振動・強制対流・乾燥・温度変化(高温)・異臭・塩素・青かび等々、ワインにとって害あるものを可能な限り排除しております。
また、洞窟を模した暗闇のセラーの中で休んでいるワインたちが、当店を旅立つその日までセラー・マスター以外の人の手に触れることはありません。どうぞ安心してワインをお選びください。詳しくはこちら