＊このワインは＊
凝縮した果実の力強さとしなやかさが調和した赤ワイン。黒系果実の深みのある香りが広がり、しっかりとしたタンニンが全体を引き締めています。口当たりは滑らかで、スパイスのニュアンスが余韻に心地よく溶け込む。熟成を重ねることでさらなる奥行きが生まれ、味わいに一層の深みが加わります。
＊フォンテーヌ・ガニャールとは＊
1985年に設立された家族経営のワイナリー。創設者のリシャール・フォンテーヌ氏は、シャサーニュ・モンラッシェの名家ガニャール・ドラグランジュ、ブラン・ガニャールの系譜を受け継いでいます。現在は娘のセリーヌ・フォンテーヌが運営し、シャサーニュ・モンラッシェを中心にヴォルネイやポマールなど12haの畑を所有しています。
区画ごとの個性を大切にしたワイン造りを実践し、ブドウはすべて手摘みで収穫。赤ワインはコンクリートタンクで発酵させた後、18か月間の樽熟成を経て瓶詰めされます。新樽の使用率は1級・特級で30%と控えめにし、果実のピュアな魅力を引き出すことを重視。伝統を守りながらも、バランスの取れたエレガントなスタイルを追求しています。par Domaine Fontaine Gagnard
＊モルジョとは＊
モルジョは、シャサーニュ・モンラッシェ最大のプルミエ・クリュであり、約20の異なるリュー・ディを包含する広大な畑です。南東向きの斜面に位置し、粘土と砂利を多く含む土壌が特徴的で、骨格のしっかりとしたワインを生み出します。
歴史的に見ると、シャサーニュ・モンラッシェは元々赤ワインの生産が主流であり、モルジョもまた、力強いピノ・ノワールが育つ地として知られていました。しかし、20世紀以降、特に第二次世界大戦後からシャルドネの栽培が急速に増加します。これは、隣接するピュリニー・モンラッシェの白ワインの人気が高まったことや、国際市場でのシャルドネの需要が急激に伸びたことが影響しています。シャルドネは比較的早く市場に出せるため、生産者にとっても経済的なメリットが大きかったことも、転換の一因となりました。
モルジョの土壌は、エリアごとに特性が異なります。斜面の上部には石灰質の多い区画があり、ここではミネラル感に富んだシャルドネが生まれます。一方で、より粘土質が強い下部の区画では、凝縮感のある力強い赤ワインが造られ続けています。こうした地質の違いにより、現在でもモルジョでは白・赤両方のワインが生産され、それぞれに個性を持つワインが生まれています。
シャサーニュ・モンラッシェのプルミエ・クリュの中でも、「モルジョ」の名は特に広く知られ、白ワインが注目されがちですが、歴史的に見れば赤ワインの名醸地であり、現在もその伝統は受け継がれています。
＊ワインを休ませるために＊
札幌市南区、藻岩下。
藻岩山麓に佇むワインショップPetite-Foret（プティット フォレ）。
ワインが本来のポテンシャルを発揮できるよう、セラーでは徹底した環境管理を行っています。
太陽光(紫外線・可視光線・赤外線)・振動・強制対流( クーラー)・乾燥・温度変化(高温)・異臭・塩素・青かび等々、ワインにとって害あるものを可能な限り排除しております。また、洞窟を模した暗闇のセラーの中で休んでいるワインたちが、当店を旅立つその日までセラー・マスター以外の人の手に触れることはありません。
どうぞ安心してワインをお選びください。詳しくはこちら
＊ご購入をお考えのお客様へ＊
スタンダードワインから、超限定品まで。
ワインラヴァーの皆さまに「適正価格」でお届けすることを大切に考えています。
転売を防ぎ、本当にワインを楽しみたい方へお届けするための取り組みとして、当店のホームページでは金額表記を原則行わず、一部のワインのみ記載しています。
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