*評価*
黒果実とスミレ、カカオが重なる香り。質感は柔らかいが、奥に角のあるミネラルが潜み、ゆるやかに広がる厚みとともに輪郭をつくる。熟した果実の深みをまといながら、木樽の存在はややしっかり。ただその豊かさが全体の構成に調和し、コルトンらしい端正さと余韻の伸びを引き出している。94/100点 Guide Vert 2019
「第一印象は典型的なコルトンの厳格さ。しかしその奥に複層的な構造と明確なミネラルがあり、重たさはない。長期熟成が恩恵を与えるタイプ。」(Domaine Méo-Camuzet)
*ドメーヌ・メオ=カミュゼとは*
ヴォーヌ=ロマネを拠点とし、リシュブール、クロ・ド・ヴージョ、エシェゾー、コルトンなど名立たる特級畑を手掛ける造り手。フィネスを備えたピノ・ノワールを得意とし、繊細なアロマと精密な構造で知られます。
20世紀前半にエティエンヌ・カミュゼが所有した畑は、多くがメタヤージュ(分益小作)に出されていましたが、1980年代後半にジャン=ニコラ・メオが引き継ぎ、長期的に区画を再取得。
なかでもアンリ・ジャイエが約40年間管理していた区画の存在が象徴的で、彼の助言によりドメーヌとしての方向性が固まりました。
現在の所有畑は約14ha。栽培は有機を基本としつつ認証は持たず、年ごとの状況に応じた柔軟な対応を重視しております。▶︎Domaine Méo-Camuzet
*コルトン・レ・ペリエールとは*
コルトン丘南側の中腹、かつて採石場だった場所に広がる特級クリマ。面積は約9.9ha。標高はおよそ270m、向きは南東。日照に恵まれながら、風通しも良く、若いうちはややタニックで引き締まった印象を見せます。
土壌は赤褐色の粘土に丸い桃色の石が多く混じる層で、奥行きのある果実としっかりした骨格をもたらす。より高い位置にあるレ・ランゲット、北東のクロ・デュ・ロワ、隣のレ・プジェなどと比べると、力強さは控えめで、やや洗練された輪郭を持つのが特徴です。
“Perrières”はブルゴーニュの畑名によく登場する名称で、旧採石場や石の多い土地を意味する。ムルソーやフィサンなどにも同名のクリマが存在します。
*ワインを休ませるために*
札幌市南区、藻岩下。
藻岩山麓にあるワインショップPetite-Foret(プティット フォレ)。
私たちのセラーでは、太陽光(紫外線・可視光線・赤外線)・振動・強制対流・乾燥・温度変化(高温)・異臭・塩素・青かび等々、ワインにとって害あるものを可能な限り排除しております。
また、洞窟を模した暗闇のセラーの中で休んでいるワインたちが、当店を旅立つその日までセラー・マスター以外の人の手に触れることはありません。どうぞ安心してワインをお選びください。▶︎詳しくはこちら
*ご購入をお考えのお客様へ*
スタンダードワインから、超限定品まで。
ワインラヴァーの皆さまに「適正価格」でお届けすることを大切に考えています。
転売を防ぎ、本当にワインを楽しみたい方へお届けするための取り組みとして、当店のホームページでは一部のワインのみ価格を掲載しています。掲載のないワインの金額を確認されたい場合は、▶︎お問い合わせ よりご連絡ください。