「上質なミネラルを持つ素直なワイン。このワインは、深い色合いと黒い果実のアロマが頻繁に感じられるが、口中を混雑させることはなく、非常に真っすぐである。最後にほのかな酸味が感じられるものの、味わいに攻撃性はない。繊細でフレッシュなブーケと、重苦しさのない率直で爽やかなキャラクターで楽しませてくれる。」par Méo-Camuzet
「フレッシュなチェリーの香り、爽やかな果実味に美しい余韻。味わいはふくよかなテクスチャーに支えられている。」88/100点 Le copup de ♡ 獲得 par Guide vert 2017
クロ・デュ・シャピトルはフィクサンでも最も石が多い土壌で、泥灰土と石灰岩に適度な割合で粘土が混じっております。この乾燥した土壌は浸食の影響を受けやすいため、ブドウの木はそのリスクを減らすために丘の斜面を下るのではなく、丘の斜面に沿って列をなして植えられています。ところがこの土壌は肥沃さに欠け、水はけが速いため、逆にブドウ栽培に適しているのです。ワインの重厚さはしばしばこの土壌の粘土質の多さに起因すると言われております。
フィクサンのプルミエ・クリュの畑のほとんどは、下の平坦な土地よりも高い位置にあります。クロ・デュ・シャピトルも例外ではなく南東向きの斜面のためブドウの木は一日中日光を浴びています。もちろんこれは、ブルゴーニュの冷涼な大陸性気候によって和らげられ、成熟期間が長くなり、その結果バランスの取れたワインになるのです。実際、クロ・デュ・シャピトルは、コート・ド・ニュイの中でも収穫が遅い畑のひとつ。
クロ・デュ・シャピトルの畑はモノポールで、ドメーヌ・ギー&イヴァン・デュフルールがすべて所有しています。