*評価*
97/100点 Guide vert 2016
熟したブラックチェリーやスパイス、トリュフのニュアンスが豊かに広がり、骨格のしっかりした力強い味わいが特徴です。ダヴィッド・デュバンのワインらしいエレガントさと、深いミネラル感が感じられる仕上がりで、長期熟成にも適しています。
*ダヴィット・デュバンとは*
MVF 2025 2ツ星
ブルゴーニュ地方で最も才能あるワインメーカーの一人として広く認められています。1991年に、彼は家族のドメーヌを引き継ぎ、フランソワ・フイエ(François Feuillet)とともにその名声を築き上げてきました。彼のワイン造りは、伝統的なブルゴーニュのスタイルに基づいていますが、年々より洗練された方向へと進化しています。
彼は当初、しっかりとした構造と凝縮感を持つワインを造ることで知られていましたが、2008年以降、非除梗での醸造を取り入れ、よりフィネスやエレガンスを重視したワインへとシフトしています。彼のワインは、まるでブルゴーニュのテロワールそのものをボトルに詰め込んだかのようで、その精度と優美さが魅力です。
ダヴィッド・デュバンのワインは、10haの自社畑で有機栽培されたブドウから生産されており、クロ・ド・ラ・ロシュやシャルム・シャンベルタンといった有名なグラン・クリュからのワインは、特に高く評価されています。フランソワ・フイエとの共同経営の下、彼のワインはブルゴーニュでも特に希少で、愛好家から熱烈な支持を受けています。par David Duband
*クロ・ド・ラ・ロシュとは*
モレ・サン・ドニに位置するブルゴーニュのグラン・クリュで、コート・ド・ニュイの中でも最も優れたテロワールの一つです。16.9haの広さを持つこの畑は、シャルム・シャンベルタンに次ぐ大規模なグラン・クリュ畑であり、その名の通り「ロシュ(岩)」という言葉は、この地の石灰質土壌に由来しています。
土壌は、主にジュラ紀中期に形成された石灰岩を基盤としたものです。特に畑の下部には、バジョシアン(Bajocian)の泥灰土が存在し、水はけが良く、日照を適度に受ける斜面が広がっています。この条件が、強健で質の高いブドウを育て、クロ・ド・ラ・ロシュのワインに特有の凝縮感と豊かな風味を与えています。
この畑は、モレ・サン・ドニ村の北部に位置し、19世紀には宗教的な儀式の場としても使われていたと言われています。かつて「クロ(壁・石垣)」で囲まれていたものの、その壁は現存していません。今日では、ドメーヌ・デュジャックやアルマン・ルソーなど名立たる生産者がこの畑からワインを生産していますが、ダヴィッド・デュバンのワインは、特にその洗練されたバランスと複雑さで注目を集めています。
*ワインを休ませるために*
札幌市南区、藻岩下。藻岩山麓にあるワインショップPetite-Foret(プティット フォレ)。
私たちのセラーでは、太陽光(紫外線・可視光線・赤外線)・振動・強制対流・乾燥・温度変化(高温)・異臭・塩素・青かび等々、ワインにとって害あるものを可能な限り排除しております。
また、洞窟を模した暗闇のセラーの中で休んでいるワインたちが、当店を旅立つその日までセラー・マスター以外の人の手に触れることはありません。どうぞ安心してワインをお選びください。詳しくはこちら
*ご購入をお考えのお客様へ*
スタンダードワインから、シルヴァン・カティアールやアルマン・ルソー、ピエール・イヴやルフレーヴなどの超限定品を「適正価格」でワインラヴァーの皆様にお届けしたいという思いで運営しております。
金額表記のないワインがございますが、これは転売対策として実験的に行なっております。金額の確認やご購入に関するお問い合わせは「お問い合わせ」よりお気軽にご連絡ください。