*このワインは*
平均樹齢は55年。年間生産量1200~1800本。地質は粘土石灰岩土壌。
2004年以降有機農法のみで栽培。熟成専用と言っても過言ではないワイン。若いうちは数時間前にデキャンタージュ推奨。
*ベルナール・デュガ・ピィとは*
MVF2024 3ツ星。
ジュヴレ・シャンベルタンにおいて、デュガ・ピィ家はまるで風景のような、その場所にあることが当たり前と思える存在です。ベルナール・デュガ・ピィ(1994年に妻の旧姓を自分の名前に加え、ドメーヌ・ベルナール・デュガ・ピィを設立)は、17世紀以来ジュヴレ・シャンベルタンでワイン造りに携わってきた長い家系の子孫です。
苗木屋だったフェルナン・デュガは、1923年にドメーヌ・デュガを設立。彼の両親であるピエール・デュガとミシェール・デュガは、シャルム・シャンベルタン1972年で、当時ワイン評論家の偉大な教皇であったアレクシス・リシーヌから、最優秀赤グラン・クリュに贈られるタス・ドールを受賞しています。
ドメーヌ・ベルナール・デュガ・ピィのワインは、オーモヌリー・ド・ジュヴレ・シャンベルタンにある、およそ1000年の歴史を持つセラーで熟成されます。このセラーはブルゴーニュでもっとも古いセラーと言われております。
父ベルナールの薫陶を受けたロイック・デュガは、長い間一族と共に働いてきましたが、現在はあまりワイン造りに介入しない自分のスタイルを主張しています。ワインは力強さとエレガンスを保ちつつ、繊細さを増しています。ブドウ畑は庭のように手入れされ、類まれなサヴォアフェール(伝統的な匠の技)と細部への配慮が行き届いています。葡萄は、樹齢の古い樹を厳選して収穫され、ワインに独特の濃厚さを与えています。人工的な添加物を一切使用せず、全房のブドウの比率を高くして醸造されたワインは、色彩豊かで、テロワールを強く感じさせ、以前よりも繊細で、数年の熟成を経て初めてその真価を発揮します。このドメーヌは2015年から有機認証を取得しています。熟成のし過ぎについて少し懸念がありましたが、ドメーヌは私たちの指摘を待たずに状況を修正し、2018年以降、ワインはブルゴーニュの最高レベルに戻っています。
par Bernard DUGAT-PY
*レ・シャンポーとは*
レ・シャンポーは、ジュヴレ・シャンベルタンの北端にある、真東を向いている畑のひとつです。丘陵地に亀裂があるため、ブドウの木は南向きに植えられています。レ・シャンポーのブドウの木は朝日を浴びますが、午後は日陰になるため、コート・ド・ニュイの中でも涼しい中間気候に属します。
畑の土壌は粘土と石灰岩の混合。南側の畑の土壌に比べ、かなり岩や石が多く、水はけがよく、肥沃度が低いため、高品質のブドウ栽培に適しています。しかし、この土壌は痩せているため、ワインの骨格はしっかりしていますが、ジュヴレ・シャンベルタン・グラン・クリュの畑のワインのようなエレガンスには欠けます。
*ワインを休ませるために*
札幌市南区、藻岩下。
藻岩山麓にあるワインショップPetite-Foret(プティット フォレ)。
私たちのセラーでは、太陽光(紫外線・可視光線・赤外線)・振動・強制対流・乾燥・温度変化(高温)・異臭・塩素・青かび等々、ワインにとって害あるものを可能な限り排除しております。
また、洞窟を模した暗闇のセラーの中で休んでいるワインたちが、当店を旅立つその日までセラー・マスター以外の人の手に触れることはありません。どうぞ安心してワインをお選びください。詳しくはこちら