*このワインは*
95%を古いセリーヌ(アンピュイの在来系シラー)から造り、一部にヴィオニエを混植。樹齢は10〜60年に及びます。2年間の樽熟成を経たワインは、果実やスパイス、スミレの香りが繊細に重なり、フィネスとエレガンスが際立ちます。若いうちから楽しめますが、数年の熟成にも耐えるポテンシャルを備えています。
参考:90/100点 Guide Vert 2014
*クリューゼル=ロックとは*
1935年、バティスト・クリューゼルがコート・ロティ北部にシラーを植えたことから始まった家族経営のドメーヌ。戦後は果樹や野菜も手がけていましたが、1969年に初めて瓶詰めを行い、1980年代にはギルベール・クリューゼルが本格的にワイン造りへと舵を切りました。夫妻の名前を冠した「Clusel-Roch」は、放棄されていた古樹を復活させ、選抜したセリーヌ(古代シラー)のマサル・セレクションを守り続けています。1990年代には有機農法へ転換し、2002年に正式認証を取得。現在はギヨーム・クリューゼルが継承し、コート・ロティ、コンドリュー、コトー・デュ・リヨネを含む14haを栽培。急峻な斜面をすべて手作業で管理し、自然な醸造によって「生きたワイン」を生み出すことを理念としています 。▶︎Domaine Clusel-Roch
*コート・ロティとは*
コート・ロティはローヌ渓谷北部の最北に位置する銘醸地で、急峻な斜面にシラーを中心としたブドウが植えられています。標高330mまで切り立つ丘陵は日照を最大限に受け、果実の完熟を助けます。土壌は鉄分を含む片岩や花崗岩が主体で、力強さとミネラル感を兼ね備えたワインを生み出します。伝統的に最大20%のヴィオニエをブレンドすることが認められており、華やかな香りや丸みを添える要素となっています。
この地域の特徴を語るうえで欠かせないのが、南側の「コート・ブロンド」と北側の「コート・ブリュンヌ」という二つの丘です。ブロンドのワインは柔らかく果実味に富み、ブリュンヌのワインはタンニンが強く長期熟成に向くとされます。この対照的な個性が交錯することで、コート・ロティならではの力強さと優美さを兼ね備えたスタイルが形づくられています。
*ワインを休ませるために*
札幌市南区、藻岩下。
藻岩山麓にあるワインショップPetite-Foret(プティット フォレ)。私たちのセラーでは、太陽光(紫外線・可視光線・赤外線)・振動・強制対流・乾燥・温度変化(高温)・異臭・塩素・青かび等々、ワインにとって害あるものを可能な限り排除しております。また、洞窟を模した暗闇のセラーの中で休んでいるワインたちが、当店を旅立つその日までセラー・マスター以外の人の手に触れることはありません。どうぞ安心してワインをお選びください。▶︎詳しくはこちら
*ご購入をお考えのお客様へ*
スタンダードワインから、超限定品まで。
ワインラヴァーの皆さまに「適正価格」でお届けすることを大切に考えています。転売を防ぎ、本当にワインを楽しみたい方へお届けするための取り組みとして、当店のホームページでは一部のワインのみ価格を掲載しています。掲載のないワインの金額を確認されたい場合は、▶︎お問い合わせ よりご連絡ください。