*このワインは*
ジュヴレ・シャンベルタン村内の「オ・ベレ」「ヴィーニュ・ベル」「アン・シャン」など1級畑に隣接する7区画から収穫。樹齢はおよそ60年に及びます。約2年間100%新樽で熟成され、黒系果実の凝縮感と力強いタンニン、そして深みある旨味が特徴。熟成に時間を要しますが、長期の熟成に耐える堂々たるヴィラージュワインです。
*セラファン・ペール・エ・フィスとは*
1947年、ポーランド出身のスタニスラス・セラファンが創設し、息子クリスチャンが発展させたドメーヌ。1970年代から自社元詰を開始し、1987年以降はすべてドメーヌものに統一されました。
所有畑は約5.3haで、ジュヴレを中心にシャンボールやモレ・サン・ドニにも展開。現当主の娘カリーヌと従姉妹のフレデリックが運営を担い、自然環境を尊重した栽培を徹底しています。
除草剤は使わず土を耕し、収量を抑えた古木から得られるブドウを低収量で仕立て、熟成には新樽を惜しみなく使用。果実の凝縮感と骨格のあるスタイルは「男性的」と評され、力強いジュヴレの典型を体現しています。▶︎Domaine Sérafin Père et Fils
*ジュヴレ・シャンベルタンとは*
ブルゴーニュのコート・ド・ニュイ北部に位置するジュヴレ・シャンベルタンは、「ブルゴーニュの王」と称される赤ワインの聖地です。村名に「シャンベルタン」を冠したのは1847年のことで、これ以降、ブルゴーニュの複数の村が自らの最上区画の名を付け加える先例となりました。
このアペラシオンの大きな特徴は、そのスケールと多様性にあります。総面積は約400haにおよび、グラン・クリュ9つ(シャンベルタン、シャンベルタン・クロ・ド・ベーズ、マジ、グリオット、シャペル、シャルム、ラトリシエール、ルショット、マゾワイエール)と、村の背後の斜面に点在する26のプルミエ・クリュ、そして広大な村名区画が存在します。特にシャンベルタンとクロ・ド・ベーズはナポレオンが愛飲したことで知られ、圧倒的な名声を築いてきました。
スタイルとしては、色調が濃く、黒系果実やスパイスの力強い香りに加え、しっかりとしたタンニンと長い余韻を備えるのが特徴です。その骨格の強さから「最も力強いブルゴーニュ」と呼ばれる一方、プルミエ・クリュのクロ・サン・ジャックやレ・カズティエのように、フィネスと気品を併せ持ち、グラン・クリュに匹敵すると評価される区画もあります。
地質は複雑で、村の北側では石灰岩の浅い土壌が多く、引き締まったミネラル感をもたらします。南側の斜面では粘土質が厚く、豊かな果実味と重厚さが生まれます。この南北の対比と広大な畑の多様性が、ジュヴレ・シャンベルタンを単一のスタイルに収めることを不可能にし、結果として「偉大な骨格と多彩な表情」を兼ね備えるアペラシオンとしての魅力を築いてきました。
熟成のポテンシャルも大きな強みで、優れた年のグラン・クリュや一部のプルミエ・クリュは数十年にわたり進化し続けます。若いうちは力強さが前面に出ますが、時が経つごとに野性味は丸みを帯び、トリュフや森の下草、スモーク、革といった複雑なニュアンスを見せるようになります。その変貌こそがジュヴレ・シャンベルタンの真骨頂といえるでしょう。
*ワインを休ませるために*
札幌市南区、藻岩下。
藻岩山麓にあるワインショップPetite-Foret(プティット フォレ)。
私たちのセラーでは、太陽光(紫外線・可視光線・赤外線)・振動・強制対流・乾燥・温度変化(高温)・異臭・塩素・青かび等々、ワインにとって害あるものを可能な限り排除しております。
また、洞窟を模した暗闇のセラーの中で休んでいるワインたちが、当店を旅立つその日までセラー・マスター以外の人の手に触れることはありません。どうぞ安心してワインをお選びください。▶︎詳しくはこちら
*ご購入をお考えのお客様へ*
スタンダードワインから、超限定品まで。
ワインラヴァーの皆さまに「適正価格」でお届けすることを大切に考えています。
転売を防ぎ、本当にワインを楽しみたい方へお届けするための取り組みとして、当店のホームページでは一部のワインのみ価格を掲載しています。掲載のないワインの金額を確認されたい場合は、▶︎お問い合わせ よりご連絡ください。