*評価*
フランス国内では2021年が出回り始めましたが、日本ではこの2020年が現行品。南仏にあるとある3ツ星レストランでは2024年度版のワインリストにこの2020年がしっかりとオンリストしておりました。
「ライムがかったレモン色。非常に繊細な香り、素晴らしい果実味、上品かつエレガント、余韻は非常に長い。Tasted: October 2021」88-90/100点 par Jasper Morris (Inside Burgundy)
*ドメーヌ・ド・モンティーユとは*
MVF2024 3ツ星生産者。
ドメーヌ・ド・モンティーユは、ブルゴーニュで長い歴史を持ち、1863年以来ド・モンティーユの名を冠しています。ドメーヌの歴史の大半は、ネゴシアンにブドウを販売していました。
その後ドメーヌは大部分の畑区を売却し、所有面積を大幅に減らしました。ユベール・ド・モンティーユは、ヴォルネイに残る2.5haを相続し、1947年に最初のヴィンテージを醸造しました。
その後数十年で、彼はドメーヌをブルゴーニュのトップ生産者のひとつに育て上げ、コート・ドール沿いのさまざまな村に少しずつ畑を増やしていきました。2011年までに、ドメーヌは20haにまで成長し、その土地の75%がプルミエまたはグラン・クリュの畑になったのです。(翌年、シャトー・ド・ピュリニー・モンラッシェを購入したことで、その面積は倍増。)
最も人気のあるワインは、コルトン、ポマール、ヴォーヌ・ロマネ・オー・マルコンソールの区画から造られ、ピュリニー・モンラッシェのプルミエ・クリュ、ル・カイユレの畑のシャルドネの区画も含むまでに成長しました。1980年代にはユベールの息子、エティエンヌがドメーヌで働き始め、続いて娘のアレックスがドメーヌで働き始めます。(現在アレックスは離れました)
1990年代半ば、ドメーヌ・ド・モンティーユは有機農法を開始。2005年にはビオディナミに転換し、2012年にはオーガニック認証を取得。このワイナリーでは、土着酵母のみを使用し、一般的に補糖を避けているため、アルコール度数が12%を超えるワインはほとんどありません。新樽の使用も厳しく管理されています。
また、ネゴシアンであるメゾン・ド・モンティーユも所有しています。こちらは自社畑以外のブドウから造られたワインを提供しています。par Domaine de Montille
*ル・クロ・デュ・シャトーとは*
シャトー・ド・ピュリニー・モンラッシェの麓に位置する約5haの単一畑で、区画が完全に石垣に囲まれているため、ビオディナミ栽培が可能。AOCブルゴーニュに分類されていますが、この畑はピュリニー・モンラッシェ村の中にあり、AOCピュリニー・モンラッシェの畑との境界線上にあるため、非常に立地が良いです。シルト質と粘土質からなる深い土壌が、ワインにおおらかな個性を与えています。
*ワインを休ませるために*
札幌市南区、藻岩下。
藻岩山麓にあるワインショップPetite-Foret(プティット フォレ)。
私たちのセラーでは、太陽光(紫外線・可視光線・赤外線)・振動・強制対流・乾燥・温度変化(高温)・異臭・塩素・青かび等々、ワインにとって害あるものを可能な限り排除しております。
また、洞窟を模した暗闇のセラーの中で休んでいるワインたちが、当店を旅立つその日までセラー・マスター以外の人の手に触れることはありません。どうぞ安心してワインをお選びください。詳しくはこちら